もし、あなたが明日「がん」になった時カラダのことが心配、寿命が心配、家族やパートナーになんて伝えようか、、、、考えることがたくさんだと思います。
その次に多くの方が考え始めるのが「お金のこと」です。
がんを治したいと思い、治療をする場合の費用が気になってきます。
急なことに備えて、あらかじめ知っておくのも良いと思います。
それでは一緒に費用の例を見ていきましょう。
目次
1. 早期胃がん(胃切除術)
- 治療内容: 胃の約3分の2を切除する開腹手術、リンパ節郭清、術後化学療法(4回)
- 費用: 約500万円~700万円
- 内訳:
- 入院料:約200万円~300万円
- 手術料:約100万円~200万円
- 麻酔料:約10万円
- 化学療法料:約100万円~200万円
- その他(検査料、薬剤料など):約100万円
2. 早期乳がん(乳房部分切除術、センチネルリンパ節生検、ホルモン療法)
- 治療内容: 乳房の一部を切除する乳房部分切除術、センチネルリンパ節生検、ホルモン療法(5年間)
- 費用: 約300万円~500万円
- 内訳:
- 入院料:約100万円~200万円
- 手術料:約100万円~200万円
- 麻酔料:約10万円
- ホルモン療法料:約100万円~200万円
- その他(検査料、薬剤料など):約100万円
3. 大腸がん(結腸切除術、術後化学療法)
- 治療内容: 結腸の一部を切除する結腸切除術、リンパ節郭清、術後化学療法(6回)
- 費用: 約600万円~800万円
- 内訳:
- 入院料:約200万円~300万円
- 手術料:約150万円~250万円
- 麻酔料:約10万円
- 化学療法料:約150万円~250万円
- その他(検査料、薬剤料など):約100万円
4. 肺がん(肺部分切除術、術後補助化学療法)
- 治療内容: 肺の一部を切除する肺部分切除術、リンパ節郭清、術後補助化学療法(4回)
- 費用: 約500万円~700万円
- 内訳:
- 入院料:約200万円~300万円
- 手術料:約150万円~250万円
- 麻酔料:約10万円
- 化学療法料:約100万円~200万円
- その他(検査料、薬剤料など):約100万円
5. 子宮頸がん(広汎子宮摘出術、リンパ節郭清、術後放射線療法)
- 治療内容: 子宮、卵巣、膣上部などを切除する広汎子宮摘出術、リンパ節郭清、術後放射線療法(30回)
- 費用: 約600万円~800万円
- 内訳:
- 入院料:約200万円~300万円
- 手術料:約150万円~250万円
- 麻酔料:約10万円
- 放射線療法料:約150万円~250万円
- その他(検査料、薬剤料など):約100万円
6. 前立腺がん(前立腺摘除術)
- 治療内容: 前立腺を切除する前立腺摘除術
- 費用: 約400万円~600万円
- 内訳:
- 入院料:約200万円~300万円
- 手術料:約100万円~200万円
- 麻酔料:約10万円
- その他(検査料、薬剤料など):約100万円
7. 腎臓がん(腎部分切除術、術後化学療法)
- 治療内容:腎臓の一部を切除する腎部分切除術、リンパ節郭清、術後化学療法(6回)
- 費用:約700万円~900万円
- 内訳:
- 入院料:約250万円~350万円
- 手術料:約200万円~300万円
- 麻酔料:約10万円
- 化学療法料:約150万円~250万円
- その他(検査料、薬剤料など):約100万円
8. 白血病(骨髄移植)
- 治療内容:ドナーの骨髄を移植する骨髄移植
- 費用:約1,000万円~1,500万円
- 内訳:
- 入院料:約400万円~600万円
- 手術料:約300万円~500万円
- 麻酔料:約10万円
- 移植関連薬剤料:約200万円~300万円
- その他(検査料、薬剤料など):約100万円
9. 悪性リンパ腫(化学療法、放射線療法)
- 治療内容:抗がん剤を用いた化学療法、放射線療法
- 費用:約500万円~700万円
- 内訳:
- 入院料:約200万円~300万円
- 化学療法料:約200万円~300万円
- 放射線療法料:約100万円~200万円
- その他(検査料、薬剤料など):約100万円
10. 脳腫瘍(開頭手術、放射線療法、化学療法)
- 治療内容:腫瘍を切除する開頭手術、放射線療法、化学療法
- 費用:約800万円~1,000万円
- 内訳:
- 入院料:約300万円~400万円
- 手術料:約300万円~400万円
- 麻酔料:約10万円
- 放射線療法料:約100万円~200万円
- 化学療法料:約100万円~200万円
- その他(検査料、薬剤料など):約100万円
まとめ
最後に、今回まとめたものはかかる費用の参考となります。
高額療養制度を利用することで、自己負担額を軽減することができます。
そのほか、個人で民間医療保険に加入している場合、一部医療費の補填がされます。
治療費に関しては、およその金額であり個々の症状や進行度合いによって変わってきます。
いざ、自分や身の回りの人が「がん」になって高額な金額に驚かないようにするためにも少しは知っていても良いと思います。
私も今回調べてまとめたことにより、およその金額が把握でき心の準備が少しできました。
もちろん身の回りで誰もかからないことを何よりも望んでいます。