コーヒーとがんの関係

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私の朝のコーヒー習慣

私には朝のコーヒー習慣があります。
それは、毎朝のブラックコーヒーです。仕事のある日も仕事のない日も1日1杯を習慣のように飲んでいます。

仕事のある日は、目を覚ましやる気を出させるために苦めのコーヒー、休みの日はゆっくり楽しむために少し甘めでフルーティーなものを選んだりしています。
(正直、味の違いはそこまでわかっていなくインスタントコーヒーでなくドリップコーヒーで淹れた時の匂いなどを楽しんでいるだけです。なのでどこ産の豆で、焙煎したてで、淹れる前豆をひく、などはやっていません。それにコーヒー豆もこだわりの専門のお店で買うわけでもなく、香りの良いカルディで十分なんです。)

そんな1日1杯の習慣のコーヒーに『がん』の可能性があるとも聞いたことがありますので、今回は私の習慣に関わることでもありませので、特に頑張って調べてまとめてみました。

 

発がん性警告ラベル(カリフォルニア州プロポジション65)

カリフォルニア州では、プロポジション65と呼ばれる法令に基づき発がん性物質や生殖毒性物質を含む製品に警告ラベルを貼付することが義務付けられています。
この法令は、1986年に住民投票によって可決され、1987年から施行されています。

プロポジション65の目的

プロポジション65の目的は、カリフォルニア州の市民を、発がん性物質や生殖毒性物質による健康被害から守ることのようです。
具体的には、以下の2点が挙げられています。

  • 市民に、発がん性物質や生殖毒性物質の存在を知らせること
  • 企業に対して、これらの物質の使用を減らすよう促すこと

対象となる物質

プロポジション65の対象となる物質は約1000種類あり、毎年更新されています。
主な対象物質は以下の通りです。

  • 発がん性物質: アスベスト、ベンゼン、ホルマリン、タバコの煙、紫外線など
  • 生殖毒性物質: 鉛、水銀、ヒ素、ビスフェノールA、フタル酸エステル類など

警告ラベルの内容

警告ラベルには、以下の情報が記載されなければなりません。

  • 警告文:この製品には、カリフォルニア州で発がん性物質または生殖毒性物質として知られている化学物質が含まれています。
  • 対象物質名: 具体的な化学物質の名前
  • ウェブサイト: カリフォルニア州政府のウェブサイトへのリンク

対象となる製品

プロポジション65の対象となる製品は、非常に多岐にわたります。具体的には、以下の通りです。

  • 食品: コーヒー、フライドポテト、アルコール飲料など
  • 日用品: 化粧品、香水、洗剤など
  • 家具: カーペット、ソファ、カーテンなど
  • おもちゃ: プラスチック製のおもちゃ、ぬいぐるみなど
  • 電子機器: 携帯電話、パソコン、テレビなど

企業の対応

プロポジション65の対象となる製品を販売する企業は、警告ラベルを貼付する必要があるようです。
また、製品に含まれる化学物質の種類と量に関する情報を、州政府に提供する必要があります。

違反した場合の罰則

プロポジション65に違反した場合、1日当たり最大2500ドルの罰金が科せられる可能性があります。

批判

プロポジション65は、消費者を保護する重要な法令である一方、以下のような批判も存在します。

  • 警告ラベルが多すぎて、消費者が混乱する可能性がある
  • 経済的な負担が企業に大きい
  • 科学的根拠に基づいていない物質も含まれている(コーヒーとがんの関係は、科学的根拠に乏しいと言われている)

調べたところ、2024年現在でこの警告ラベルを添付しているのは、カリフォルニア州のみであります。
他の州が追加されたり、カリフォルニア州でもこのラベルをやめた時にはこのサイトでも取り上げたいと思います。

最新の科学的知見

現時点において、コーヒーを飲むことによる全体的ながんリスクの上昇を裏付ける信頼できる科学的根拠はありません
反対に多くの研究結果が、コーヒーの摂取と特定のがんリスクの低下との関連を示唆しています。

これは私にとっては嬉しい情報です。

主な研究結果

  • 肝臓がん: 多くの研究において、コーヒーの摂取量が多いほど肝臓がんの発症リスクが低いことが示されています。(調査の結果で「肝臓がんを抑える効果は、ほぼ確実に抑える効果」の発表も見つけました)
  • 子宮体がん: コーヒーの摂取量が多い女性は、子宮体がんの発症リスクが低いことが示されています。(調査の結果で「子宮体がんを抑える効果は可能性あり」という判定されています)
  • 結腸がん: 特に女性において、コーヒーの摂取量が多いほど結腸がんの発症リスクが低いことが示されています。
  • 膵臓がん: 一部の研究では、コーヒーの摂取量が多いほど膵臓がんの発症リスクが低いことが示唆されていますが、更なる研究が必要です。

※しかし、膀胱がんのリスクについては、コーヒーの摂取量とわずかな関連が見られる研究結果があります。
これに関しては、詳細の情報g

しかし、この情報量は現在少なく今後の研究で関係性が見えてくるものだと思います。

コーヒーの潜在的な抗がん効果

なぜコーヒーががん予防になるのでしょうか?
コーヒーに含まれる抗酸化物質抗炎症化合物が、がん細胞の増殖やDNA損傷を防ぐ効果を持つ可能性があります。抗酸化物質はクロロゲン酸という物質で、カラダの中の炎症を抑え酸化するのを抑える働きがあるとのことです。

これだけ聞くと、コーヒーを飲まない理由がないぐらいです。1日1杯だけでなく、2,3杯でも良いのではないかと思ってしまいます。

まとめ

私が調べた現時点の科学的知見に基づくと、
適度な量のコーヒーを飲むことは、全体的ながんリスクを高めるとは考えられません。
反対に特定のがんリスクを低下させる可能性があるという報告や研究結果がありました。

この結果から、私個人的な意見としては1日1杯のコーヒーは悪くなさそうで続けても良い習慣であるということがわかりました。(現時点での話です)
もし私が体調を崩して、医師からダメ出しが出ればもちろんそれには従う予定です。
オススメできる1日のコーヒーの量は2,3杯という情報が多かったです。
これから見ると私はもう少し飲んだほうが良いのでないかと思うぐらいですが、仕事中にトイレに行く頻度が増えても困りますので、しばらくは1日1杯のまま続けようと思います。

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