もし、あなたが医師から癌と告知されたらどうしますか?
ショックを受けますよね?
治るんだろうか?余命はどのくらいなのだろう?抗がん剤を始めるのだろうか?
など、いろいろと考えると思います。
明日から普通の生活ができるのだろうか?というような不安と心配が出てきます。
今回は、癌を告知された後の生活についてまとめていきます。
癌を告白する?
まず、医師からがんと告げられた後あなたは家族、子供、上司、同僚などに診断結果を告知するのでしょうか?
誰に伝えて誰には伝えない方が良いのかなど考え始めると思います。
実際私の父ががんと宣告されてから、私が聞かされるまでは1週間ほどの時間がありました。
父は息子にすぐ伝えて良いものか悩んでいたのだと思います。
病院に一緒に行っていた母はその場で一緒に聞いたようで、とてもショックだったと思います。
あなたは、どうでしょうか?少し時間をとって考えてみてください。
すぐ大事な人に言えますか?
それとも心の準備ができるまで少し待ちますか?
1.情報収集と理解
- 診断内容を理解する: 医師から診断内容、進行度、治療選択肢について詳しく説明を受けましょう。わからないことがあれば、遠慮なく質問してください。
- 情報収集: 信頼できる情報源から、あなたのがんの種類、治療法、副作用、予後などについて学びましょう。米国国立がん研究所(NCI)、アメリカン・キャンサー・ソサイエティなどの団体が提供する情報が役立ちます。
- セカンドオピニオン: 診断や治療方針に不安がある場合は、他の医療機関にセカンドオピニオンを求めることもできます。
まずは、主治医にたくさん質問してわかりやすく説明してもらいましょう。主治医や看護師など、あなたのことを担当している近い人から情報を得るようにしましょう。
がん治療は長期にわたることもあり、医師との関係性も大事であまり親身になってもらえない、医師の知識不足だと感じる場合、病院によっては対応が異なる、あなたにとって不適切な対応をされるようないしであれば病院を変えるかセカンドオピニオンも考えましょう。
2. 治療方針の決定
- 医療チームと相談: 医師、看護師、ソーシャルワーカーなど、医療チームと相談し、あなたにとって最善の治療方針を決定しましょう。治療には、手術、放射線治療、化学療法、ホルモン療法、免疫療法など様々な選択肢があります。
- 治療のメリットとデメリット: それぞれの治療法のメリットとデメリット、副作用、費用などを理解した上で、あなたにとって最優先事項を考慮しながら決定しましょう。
- 臨床試験への参加: 新しい治療法を試すことができる臨床試験に参加するという選択肢もあります。
主治医の勧める方法だけでなく、自分でも1でお伝えした情報収集をしましょう。
そして過去の症例や自分の今の状況などを考えて、〇〇という方法はどう思うか?など医師に提案することも良いでしょう。
3. 精神的なサポートの確保
- 家族や友人と話す: 診断や治療について、家族や友人と話すことで、気持ちが楽になることがあります。
- サポートグループに参加する: 同じ経験を持つ患者や家族が集まるサポートグループに参加することで、情報交換や共感を得ることができます。
- カウンセリングを受ける: 不安や恐怖などの感情に対処するため、カウンセリングを受けることも有効です。
がんに関しては、やはり「がんになったことのある人」にしか気持ちがわからないということが多々あります。
1回の手術で完治するケースもありますが、再発の可能性もあるため他の病気に比べてより深刻になります。
友人や家族に話しても、理解してもらえないことも多々あると思います。
周りが理解してくれず、孤独や自分へ怒りを感じている方は、がん専門のコミュニティなどもあるため同じ境遇の人と話をするのも良いと思います。
現代では、インターネット上のコミュニティなども多く、直接その場所に行けなくてもオンラインで参加できるイベントもありますので、ぜひ探してみてください。
4. 生活面のサポート
- 日常生活のサポート: 家事や育児、介護など、日常生活のサポートが必要であれば、家族や友人、ボランティア団体などに頼りましょう。
- 経済面のサポート: 治療費は高額になる可能性があります。経済的な支援が必要であれば、公的制度や民間団体の支援制度を活用しましょう。
- 職場への説明: 治療によって仕事に支障が出る場合は、早めに職場に説明し、休職や勤務時間の調整などの対応を検討しましょう。
ここに関しては、がんの症状や治療後の状態により大きく状況が変わります。
長期の治療により家事や育児ができない場合は、家族などの手も借りる必要があります。
職場によっては就業時間の短縮や長期休暇の推奨など、対応がさまざまなため会社には相談してみましょう。
5. 今後の準備
- 治療後の生活: 治療後の生活について、具体的な目標や希望を考えましょう。
- エンディングノートの作成: もしもの時のために、治療に関する希望や財産のことなどを記したエンディングノートを作成しておくと安心です。
- 人生を楽しむ: 治療だけでなく、趣味や家族との時間など、人生を楽しむことも大切です。
がん治療後にどういう人生を送りたいか
治療後の生活はどうするかなども考えていく必要があります。
万が一に備えて、遺言書も作成しておいても良いでしょう。
あとは、病気に負けないぐらい人生を楽しむ。明日を楽しむということです!
みなさんも自分ががんと宣告された時にどういうことをすれば良いか考えておいても良いと思います。