有名な発がん性物質のあるアクリルアミド
あなたが日常的に食べている食品ががんの可能性を高めているかもしれません。
あなたの身近な商品に含まれる発がん性のある食品を調べましたので、それをまとめてお伝えしていきます。
今回は知っている人も多い「アクリルアミド」についてまとめて見ようと思います。
アクリルアミドとがんの関係性
アクリルアミドは、高温で調理される食品に生成される発がん性物質です。
動物実験では、アクリルアミドは肝臓がん、肺がん、乳がんなどの発症リスクを高めることが示されています。
ヒトでの研究では、アクリルアミドとがんリスクの関係について、まだ十分な結果が出ていないようです。
しかし、いくつかの研究では、アクリルアミドの摂取量が多い人ほど、胃がん、食道がん、腎臓がんの発症リスクが高い傾向があることが示唆されています。
まだ解明はされておらず、因果関係も不明ですが可能性がある物質として認識されていることには間違いはないでしょう。
アクリルアミドを多く含むもの
アクリルアミドが多く含まれている食品を、下記にまとめてみました。
- 揚げ物: フライドポテト、唐揚げ、コロッケ、天ぷらなど
- 焼き物: パン、クッキー、クラッカー、ピザ、焼き魚など
- 加工食品: インスタントラーメン、スナック菓子、冷凍食品など
日本食では、以下の食品にアクリルアミドが多く含まれている可能性があります。
- 天ぷら: 揚げ物の中でも、天ぷらには特にアクリルアミドが多く含まれていることが分かっています。
- 焼き魚: 焼き魚は、調理方法によってはアクリルアミドが多く生成される可能性があります。特に、魚を焦がしたり、高温で長時間焼いたりすると、アクリルアミドの生成量が増えます。
- 焼きおにぎり: 焼きおにぎりは、表面が焦げるとアクリルアミドが多く生成される可能性があります。
↑正直これは参りました。(私の好きな日本食ばかりではないでしょうか。とても残念ですが、今回を機に少し食べる量を減らそうと思います。)
アクリルアミドの摂取量を減らすために注意したいこと
- 揚げ物や焼き物は控えめにする
揚げ物や焼き物は、調理方法によってはアクリルアミドが多く生成されるため、控えめを心がけましょう。 - 調理温度を低くする
揚げ物や焼き物は、調理温度を低くすることで、アクリルアミドの生成量を減らすことができるようです。 - 焦げ目を避ける
揚げ物や焼き物は、焦げ目を避けることで、アクリルアミドの生成量を減らすことができるようです。 - 野菜や果物を多く摂取する
野菜や果物には、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質が豊富に含まれており、これらの抗酸化物質は、アクリルアミドによる発がんリスクを降低する効果あり
普段の食生活からこれを完全に無くすことは非常に難しいことででしょう。
そのため、完全に無くすではなくできる限り食べないようにするのが好ましいと言えるでしょう。
自宅でできるアクリルアミドを減らす方法
自炊でアクリルアミドの摂取量を減らすためには、以下の点に気をつけてみましょう。
1. 調理温度を低くしてみる
- 揚げ物は160℃以下、焼き物は200℃以下で調理
- 電子レンジや蒸し器を使うのも効果的です。
2. 調理時間を短くする
- 長時間加熱するほど、アクリルアミドの生成量が増えます。
- 食材の大きさを揃え、火の通りを均一にすることも有効的です。
3. 焦げ目を避ける
- 焦げ目には、アクリルアミドが多く含まれています。
- アルミホイルを使ったり、弱火でじっくり加熱したりして、焦げ目を防ぎましょう。
4. 水分を補う
- 水分を補うことで、アクリルアミドの生成量が抑制されます。
- 野菜や果物、スープなどを積極的に摂取しましょう。
5. 調理方法を工夫する
- 揚げ物ではなく、焼く、煮る、蒸すなどの調理方法を選部ことにより減らすことはできそうです。
- パン粉を使う場合は、薄めにつけましょう。←これは簡単なので覚えておきましょう。
野菜でアクリルアミドが含まれているもの
アクリルアミドが含まれている可能性のある野菜は以下の通りとなりました。
- じゃがいも
- アスパラガス
- ピーマン
- れんこん
- きのこ類
しかし、これらの野菜に含まれるアクリルアミド量は、揚げ物や焼き物などの他の食品に比べて非常に微量のようですので、そこまでの心配はいらないはずでしょう。
野菜のアクリルアミド量を減らすための調理方法について
1. 調理温度を低くする
- 調理温度を低くすることで、アクリルアミドの生成量を抑制することができます。
- 野菜を茹でる場合は、沸騰したお湯に投入し、弱火でじっくりと煮る。
- 炒め物を作る場合は、弱火でじっくりと炒める。
2. 調理時間を短くする
- 調理時間を短くすることで、アクリルアミドの生成量を抑制することができます。
- 野菜を茹でる場合は、必要以上に長く茹でないようにしましょう。
- 炒め物を作る場合は、野菜が焦げないように注意しながら、手早く炒めましょう。
3. 水分を補う
- 野菜に水分を補うことで、アクリルアミドの生成量を抑制することができます。
- 野菜を茹でる場合は、水に浸してから茹でましょう。
- 炒め物を作る場合は、野菜に油をコーティングしてから炒めましょう。
4. 調理方法を工夫する
- 揚げ物は避け、茹でる、煮る、蒸すなどの調理方法を選びましょう。
- 電子レンジを使うのも効果的です。
その他
- 野菜は皮ごと調理することで、食物繊維を多く摂取することができます。
- 食物繊維には、アクリルアミドによる発がんリスクを降低する効果があることが分かっています。
アクリルアミドを完全に避けることは難しいですが、上記のような対策を参考に、
野菜を調理することで、アクリルアミドの摂取量を減らし、健康的な食生活を心がけましょう。