20代女性でもがんの可能性はある?

ガンは若いとならない?
そんなふうに思っている人はいるのではないのでしょうか?
私も、調べるまでは20代でなる人は本当に少ないものだと思っていました。
(私の小学生からの友人で1人21歳でがんが発見された友達がいます。)
若いうちから知っていても損はないでしょう。

目次

20代が知りたいがんのこと

20代は、人生の転機となる重要な時期です。
就職、仕事、恋愛、結婚など、様々なことに挑戦し夢に向かって努力している人も多い年齢です。
しかし、そんな中でも、健康について考えることはとても大切です。

がんは、誰にとってもかかる可能性があり心配な病気です。
しかし、20代のがん患者さんは全体の約5%と比較的少なく早期発見・早期治療を行えば、治癒する可能性も十分にあるようです。

20代で発症しやすいがん子宮頸がん

20代で発症しやすいがんの一つに、子宮頸がんがあります。

子宮頸がんヒトパピローマウイルス(HPV)感染が原因で発症するがんです。
性交渉を通じて感染するため、若い世代で発症しやすいとされています。

症状

初期の段階では自覚症状がなく、進行するにつれて不正出血、性交時出血、おりものの増加、下腹部痛などの症状が現れます。

進行

子宮頸がんは、進行度によってI期からIV期まで4段階に分類されます。

  • I期: 子宮頸のみのがん
  • II期: 子宮頸を超えて周囲の組織に広がったがん
  • III期: 子宮頸周辺のリンパ節に転移したがん
  • IV期: 遠隔のリンパ節や臓器に転移したがん

診断

子宮頸がんの診断には、以下の検査が行われます。

  • 細胞診: 子宮頸から細胞を採取し、がん細胞の有無を検査します。
  • 組織診: 子宮頸から組織を採取し、病理検査を行います。
  • HPV検査: 子宮頸から細胞を採取し、HPVに感染しているかどうかを検査します。
  • 膣鏡検査: 膣鏡と呼ばれる器具を使って、子宮頸の状態を観察します。
  • 超音波検査: 子宮頸や卵巣の状態を画像で確認します。

治療

子宮頸がんの治療法は、進行度や患者さんの年齢、体力の状態などによって異なりますが、主な治療法は以下の通りです。

  • 手術: 子宮頸を切除する手術(単純子宮切除術、広汎子宮切除術など)
  • 放射線治療: 高エネルギーの放射線でがん細胞を死滅させる治療
  • 化学療法: 抗がん剤を投与してがん細胞を死滅させる治療

予防

子宮頸がんは、HPVワクチン接種と定期的な検診によって予防することができます。

HPVワクチン接種: 9歳から14歳の女子に、HPVワクチン接種が推奨されています。

定期的な検診: 20歳以上の女性は、3年に1回の細胞診を受けることが推奨されています

20代で発症しやすいがん乳がん

20代で発症しやすいがんの一つに、乳がんがあります。

乳がん: 女性ホルモンの影響で発症するがん。近年、若い世代での発症も増加しています。

乳がんは、乳房にある乳腺組織にできる悪性腫瘍です。乳房は、脂肪組織と乳腺組織で構成されており、乳腺組織はさらに乳管と小葉に分けられます。乳がんの多くは、乳管または小葉の細胞のがん化によって発生します。

乳がんの症状

  • 乳房のしこり
  • 乳房の皮膚の変化(赤み、ただれ、くぼみなど)
  • 乳頭からの分泌物
  • 乳房の大きさや形の変化
  • 腋窩のリンパ節の腫大

乳がんのリスク因子

  • 女性であること
  • 年齢(加齢とともにリスクが高くなる)
  • 乳がんの家族歴
  • BRCA1またはBRCA2遺伝子の変異
  • 月経開始年齢が早い
  • 閉経年齢が遅い
  • 出産経験がない、または出産年齢が遅い
  • 肥満
  • アルコール摂取
  • ホルモン補充療法

乳がんの診断

  • 乳房の触診
  • マンモグラフィ
  • 超音波検査
  • MRI検査
  • 針生検または切除生検

乳がんの治療

  • 手術:乳房の全部または一部を切除
  • 放射線治療:がん細胞を死滅させるために高エネルギーのX線を使用する
  • 化学療法:薬剤を使用して、体中の癌細胞を殺滅する
  • ホルモン療法:エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの作用をブロックまたは阻害する薬剤を使用する
  • 標的療法:特定のがん細胞の成長や生存に関与する分子を標的とする薬剤を使用する

乳がんの予後

乳がんの予後は、がんのステージ、ホルモン受容体陽性/陰性、HER2陽性/陰性などのさまざまな要因によって異なります。
一般的に、早期に発見された乳がんは、進行度の高い乳がんよりも治癒率が高くなります。

乳がんの予防

  • 月に1度の自己触診をする
  • 乳がん検診を定期的に受ける

まとめ

私には20代の息子がいます。今回調べてみた理由としては、息子が若いうちはガンにはほぼならないというからです。
結論からお伝えすると、若くてもガンになる可能性はあるということです。
どの年齢でも、ガンは可能性がありますので若いから大丈夫だと過信しないようにし、健康な生活を心がけをするようにしましょう。

女性に関しては、定期的な検診を20代のうちから習慣にしていると良いでしょう。

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